







Status
- Name: クライネ(Cline)
- Race: ヒューマン♀
- Class: Hu/Ph
- Style: PA連射型ワイヤー軸
Group
- Genre: PSO2オリジナル
- Type: 一次創作
Source
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A.P.228に【若人】襲撃事件が発生した。
オラクルの中で考えられる最大級の驚異。
クライネはその【若人】襲来の時の被害者の1人。
クライネはもともと身体が強いわけではなく、
幼い頃より入退院を繰り返すような子供だった。
それがアークスに加入する理由としては深くもシンプルな訳があった……。
所謂未成熟児として生を受けたクライネは、生まれつき身体が弱かった。
親や親戚の温かい協力もあって、何度も壁にぶつかっては入退院を繰り返しつつも、
身体はともかく、精神的には不自由なく、希望を持って元気に育ってきた。
ジュニアスクールでは欠席しがちな子だったが、
それでも数少ない出席ではあるもののその間に友達だって何人もでき、
いじめ等に合うこともなく、ジュニアスクールでは一種の「レアキャラ」としてちやほやされたりもした。
また入院したときのことである。
今日はスクールから連絡事項を伝えにお見舞いとして担任の教師と友人が顔を出しに来るという。
先に連絡を貰ってから少しだけ身だしなみを整えた時、
例の事件が発生した。
病院内は阿鼻叫喚な悲鳴で埋め尽くされ、
負傷者を受け入れるはずの病院も機能を失った。
ただ破壊されるまま、寝たきりの負傷者は身動きが取れず瓦礫や破片、
悪魔のようななにかによって命を奪われてゆく。
クライネは助かりたい一心でベッドから転げ落ちたが、
それが幸いしてか瓦礫の下敷きにならず、最後の最後まで生き延びることができた。
救助されてからしばらくして、家族、身内や友人の殆どが居なくなってしまったこと。
別のシップに移住したこと。いろいろな話を聞かされたが、実感できないことばかりだった。
結局自分は病院で寝転がっている。部屋が違うだけで昔と変化は特にない。
そんなクライネが一番現実味を帯びた感情を持った話題。
お金だ。
家族も他の身内も失った今、この事件に関しては何かしらの対応が行われるだろうが、
その後、クライネの弱い身体の面倒をみるのはどこの誰だ??
病気にもまけずに頑張ってきたのだ。全部失ったとはいえすぐに諦めてしまうのもなんか癪。
適正はあったらしい。無茶だと医師には怒鳴られたが、このまま何もできずに死ぬのはなぁ。
病弱な彼女がアークスになる理由。
それは「自分の医療費がほしいから」である。
今日もメディカルセンターに入退院を繰り返しながら頑張る日と頑張らない日を切り替えながら生きるのだ。
性格は寝たきりが多かったせいかおとなしかったものの、
すべてを失ってから自分の意に沿わずしぶしぶアークスをするしか無かったせいで、
随分とひねくれた性格に。面倒くさがり屋になり、任務おわったらすぐ倒れ込む生活。
趣味は今の所なし。自称チャームポイントは眼帯と目の隈(暗黒ジョーク)
自身のワイヤードランスに「アイゼンクラーレン」という名前をつけてよくアイゼンと呼んでいる。
他の人曰くあの人のワイヤードランスなんか不思議な挙動しているという噂がある。