







Status
- Name: セレーネ(Selene)
- Race: ヒューマン♀
- Class: Ph/-
- Style: テクニック軸ロッド型
Group
- Genre: 魔導物語
- Type: 二次創作
Source
-
"魔導物語シリーズ ぷよぷよシリーズ
コンパイル/セガ/徳間書店インターメディア /NECアベニュー/アイキ/ジー・モード /D4エンタープライズ/コンパイルハート"
自分が何をしていたのか、何者なのか、どういった存在なのか、
こいつ何も気にならないのか?おかしいとは思わないのか?
闇の魔導師シェゾ・ウィグィィは自分の感性を疑った。
気になって当たり前だろう、こんな、
「こんなヤバい魔力を垂れ流してる奴がヤバくないわけがない」
シェゾは人や物から魔力を奪って強くなってきた人物である。
オラクルに来てからもその行動は変わらなかった。
ある時、惑星の調査を名目にマジックアイテムを探していたシェゾだが、
この世界にはフォトンという物が魔力のように扱われ、
それは常に存在するという事でシェゾの探索ははかどってはいなかった。
魔力というものが不要な世界だったからだ。
そんな時、惑星ハルコタンのかつて黒の王が統治していた「黒の領域」の調査時、
シェゾは鍾乳洞と思われる洞窟に人工で作られたと思われる横穴を発見する。
盛り上がった鍾乳石と、つらら上の鍾乳石によってほぼほぼふさがっては居たが確かに空間はあった。
完全に塞がるまでにどれほどの時間を要したのか……。
その先には長い通路があり、人間サイズの「棺」のようなものが一つ。
シェゾはたしかに魔力の宿るアイテムを探していた。
それは間違いないのだが焦りを感じ始めていた。この棺からわずかに「魔力を感じる」のだ。
そして開けた時に後悔した。中に居たのは1人の幼女、であればよかったのだが……。
「ふあぁ~……よく寝たぁー……。」
いや幼女には違いない。その容姿自体は。
記憶も無いせいではあるんだろうが、この魔力保有量は間違いなく「魔神」クラスのそれで、
遠い記憶のアスモデや、加減したサタンと同等程度。
こういう奴らは人間どもに警戒されただ居るだけで無用なトラブルを招く故、
また、魔力の無駄な浪費を抑えるため、魔力はコントロールし普段は限りなく控えめにするのが通説である。
この世界に存在するやばいやつか、それとも自分のように別の世界から来て封印されたのか。
いまとなっては定かでは無いが、記憶がないその「魔神」は、
こちらの事情もお構いなしにお腹が空いたと訴える。
携帯食を渡してやると美味しそうに頬張る幼女。
夥しい魔力がなければ可愛げもあるのだが、此処でシェゾは失敗する。
「これ」に懐かれてしまったのだ。心底やばい状態である。
とりあえず自分が落ち着かないので魔力の制御法だけ教えて、
アークスシップへと連れて帰るが、当然メディカルチェックをしなきゃいけないわけだ。
まぁ嫌がって離れない。
その魔力の桁外れさを知っているがゆえに、
機嫌を損ねたくないシェゾはとにかく穏便に済まそうと必死になったり、とにかく疲れる。
とりあえず離れない以上、メディカルセンターの人たちから保護者認定されてしまったわけだが、
とにかく拠点まで連れてこう、落ち着いた所で今後を考えたい……。
「うわ、変態が幼女誘拐してる……」(ドン引き)
ディーアに見つかっていつも以上に冷ややかの目で見られるシェゾを他所に、
一旦セレーネと名付けられた魔神はお菓子を美味しそうにほおばるのだった。
性格は好奇心旺盛ではあるが、口は少なく、
興味があるものには先に手が出る様子。なので目を話すと頻繁に居なくなる。
おそらく正真正銘の魔神だと思われるが、完全に記憶を忘却しており、
魔力の扱い方や魔法をも記憶しておらず、今の所は黙っていればただの子供である。
戦闘スタイルは現状ロッドによるテクニックっぽいものの発動に落ち着いているが、
特に思い出す感覚も無いらしく、本人の意志次第で色々変わってゆくかも知れない。