他者から魔力を奪うことで強くなってきた闇の魔導師。

彼が闇の魔導師になるその運命は 「神を汚す華やかなる者」シェゾ・ウィグィィ という名前がつけられた瞬間からすでに始まっていた。
幼きシェゾは先代闇の魔導師であるルーンロードと遭遇、闇の魔導師と闇の剣の継承者となる。
以降、古代魔法を駆使し、名だたる魔導師達を打ち払い、魔力を喰い、ただ貪欲に強さをもと求めてきた。
加え、魔力だけではなく古代魔法の攻撃力、作用、技術、センス、あらゆる物が他の魔導師より優れており、
魔導師の中でも実力ともにトップクラスのエリート。
それに加えルーンロードの呪いから不死性まで得ているという始末。

しかし、どれほどの昔か。
アルルと呼ばれる少女と出会う事により、
闇の魔導師の調子は崩されてゆく。類稀なる魔力の質を持つ彼女を執拗に追いかけることとなる。
その結果が、間抜けなことに巻き込まれたり、調子を出せぬまま終わったり、煽られたり、
最終的には失言からとはいえ「変態」と呼ばれるように。
その関係はとても長く長く続いたが、世界崩壊とアルルの消息不明によって幕を閉じる。

世界崩壊に巻き込まれたものの、その不死性から生き延びた彼は、魔王の作った「世界」に呼び出される。
作り物だが、「本物でもある」世界で、事の真実を語らないことを条件にその世界で生きることを許された。
今回は、その世界でぷよを消し続けていると、
自らがぷよの消滅に巻き込まれオラクルにまでやってきたようだ。
元の世界に帰ることを目指しながら、魔力を求め闇の魔導師は今日もゆく。

性格は冷徹、目的のためなら手段を選ばず、非道なことでもやってのける……はずだったが、
今となってはカドも取れ、敵であっても冗談を言い合ったり、ツッコんだり、ボケにのったりもする。
それも、彼が過ごしてきたここ---年が、管理された世界で平和ボケというのをしたのかもしれない。

戦闘法は魔導師でありながら杖ではなく、剣を使用する。