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Side Amane

「悪いね、搦め手こそ僕がトリックスターと呼ばれたる所以でね?」

Status

  • Name: ロキ
  • Race: ヒューマン♂
  • Class: Fi/Ph
  • Style: テクニック併用Dセイバー軸

Group

  • Genre: オリジナル
  • Type: 一次創作

Source

    -

Detailed information


ここでは取り繕う必要はないため本名でロキと呼ばれるが、
Aや可憐の世界では「岩木(イワキ)」という名で学校の教師をやっているそうな。
性別が変わった可憐と、「可憐にそっくりな先生」ということで校内で注目の的ではあるが、
一応可憐の親戚、ということになってるらしい。

ロキを語るには随分と時間を遡る。
北欧の神代、世間では北欧神話と呼ばれる時代の世界のお話。
巨人であるヨトゥンの一族と戦争状態にあったアース神族において、
ヨトゥンの血を引きながらもアース神族側に立った、いたずら好きの神、それが当時のロキだった。

とにかく口が立ち、人を信用させることが得意で、更には変化まで使いこなす「騙しの天才」であり、
オーディンとは義兄弟と呼ばれるまでの地位を手に入れる。
特に、フレイとフレイヤとは幼い頃より共に育ち、その間柄は家族のようでもあり、
ロキの大切な思い出となる。

しかし成長し人を騙すことに拍車がかかり、オーディンの息子の1人、盲目であるヘズをそそのかし、兄のバルドルを殺させてしまう。
事件が発生し、程なくしてロキは捕らえられたがこれが発端となり、ロキは最後の時まで幽閉されてしまう。
それから長い年月が経ち、ロキは「悪神」と伝えられ、最悪のトリックスターという不名誉な蔑称まで付けられていた。
神々の黄昏と呼ばれる世界の終末、最後の戦いにおいてロキの封印は解かれ、幽閉の恨みから共に育ったアース神族に対して牙をむくも相打ちとなる。
死際、ロキが最期に思い描いたのは昔に戻りたい、という一心だった。

そしてロキは転生する。魂の輪廻に従い、別の世界、別の形で生を受けることになるわけだが、
ゲームの王道で例えるならスライムのちょっと上くらいの存在であるが、
どういうわけか、前世の記憶が蘇ってしまったのである。
これが全ての始まり。火の玉は通常では考えられないほどの知識を有し、「目的」を定めた。

目的を遂行するために火の玉が行ったのは体の用意。
イチから作っても良かったのだが、所詮「火の玉」が作るものなどたかが知れている。
そこで人の体を乗っ取ることにしたのだ。
世界を渡る特別な術を使い、「目的」の物を探す。

「―我らが妹よ。」

ロキが願ったのは「あの時」を再現すること。

フレイとフレイヤと今度こそ共に最後まで過ごすこと。
フレイの生まれ変わりとフレイヤの生まれ変わりは、どれだけかかったかはわからないが無事見つけることができた。
フレイの生まれ変わりである人物のいる世界は魔法の効果が及びにくい世界らしく、外の世界から引っ張り上げるしか無い。
しかし、更なる問題は、その外から干渉するだけの魔力をどこから用意するか、である。

そして見つけたフレイヤの生まれ変わりは都合がいいことに莫大な魔力を保有する体に宿っていたので、
自身の体と取り替えて、フレイを召喚するために魔力を集めるはずだったのだが、
ここでフレイヤの生まれ変わりである可憐がブチ切れる。体を返せと。

半年に渡る攻防の末、可憐はフレイヤとしてではなく可憐のまま神代の記憶を取り戻し、和解、現在に至る。
体は替えがないし、誰かを犠牲にするわけにも行かず、そのまま貸し与えている状態。
程々に目的に協力してくれているようだ。

今となってはアークスに対して協力している立場にはなるが、計画自体は賛同が得られると思っておらず、計画は門外不出状態。
思ったよりアークスの抱えている問題がハードなだけに、溜め込んだ魔力を消費せざるを得ず、現在目的まで到達できず延長中。

性格は気取ってはいるものの、案外無邪気。
もっともその無邪気さが前世の自分の首を絞めたのは理解している様子。
今では真面目、に近い性格にまで落ち着いた。

前世でも得意としていた棒遊び(遊びですまない)を、今でも得意としており、
魔法と棒術により戦場を引っ掻き回すことに長けている。
アークスの基準では扱いはダブルセイバーとなる。